誤解されている聖書の言葉やフレーズ

テーブルトーク誌2022年8月号は、一般的によく見落としてしまう聖書のフレーズについて説明する記事を特集します。クリスチャンが聖書を読むとき、特定の聖書のフレーズをしばしば見落とし、その重要性をとりこぼしてしまいます。このようなフレーズの中には、当時の歴史的文脈においてかなり特有なものもあり、私たちの文化的文脈と大きく異なることから、その意味を理解できないことがあります。また、あるフレーズの英語の意味(または日本語の意味)が聖書に出てくる同じフレーズと同じ意味だろうと思い込み、真の意味を見落とすこともあります。クリスチャンの中には、ある聖書のフレーズに馴染み過ぎているがために、それらを見落とす、ということもあります。つまり、頻繁に目にしたり、聞いたりするため、その意味を知っているかのように思ってしまいますが、実際の知識は不完全であるという状態です。今月号のテーブルトーク誌では、最もよく見落とされがちな聖書のフレーズを取り上げ、それらの意味や意義深さをより完全に捉えることができるよう解説していきます。

 

 
2023年09月29日(木)

無謬のみことば

言葉は、重要です。言葉には、何らかの意味があります。相対主義という世俗主義宗教の教理を崇める人々が私たちに何を信じさせようとも、私たちは、言葉やフレーズ、また命題となる真理には意味があること、そしてその意味は重要であることを知っています。言葉の意味は、生死に関わるほどの問題にもなり得ます。
2023年10月03日(木)

救いの角

神が「救いの角を私たちのために、…立てられた」(ルカ1:69)。差し迫るキリストの誕生が、バプテスマのヨハネの父である老祭司ザカリヤによって、このように告げられました。
2023年10月04日(木)

買い戻しの権利のある親類

質屋、差し押さえ、破産などは、現代人が経験する経済危機の現実を浮き彫りにしています。あなたは経済的援助が必要になったことはあるでしょうか? クレジットカードの引き落とし、学生ローンの支払い、住宅ローンの返済などのために、家族に助けを求めたことならあるかもしれません。
2023年10月10日(木)

よみ(陰府)

旧約聖書時代の聖徒にとって、よみ(陰府)と呼ばれる場所は何なのでしょうか? 旧約聖書で「よみ」が使われている箇所は、そのほとんどで人間の運命が表されています。その概念には、生気のない雰囲気が漂っています。
2023年10月12日(木)

ヒソプ

一見、ヒソプに特別なところはないように見えます。ソロモンは背の高いレバノンの杉の木と石垣に生えるヒソプについて語りました(一列王4:33; ヘブル9:19)。
2023年10月16日(木)

鷲の翼

空を舞う鷲の姿には、静かな美しさと威厳ある力強さがあります。古今東西の国や帝国が、鷲をその象徴としてきたのも納得です。
2023年10月19日(木)

高き所

ヘブライ語のbamah——訳すと「高き所」——という言葉は、長い間言語学者たちを悩ませてきました。他の古代セム語では、同じ語源を持つ言葉として動物の「脇腹」や「側面」があり、時には、拡張した意味として、戦いが行われた丘の斜面の開けた場所を指すこともありました(詩篇18:33-34参照)。
2023年10月24日(木)

塩は聖書のいたるところに登場します。塩について誰もがすぐに思いつくものといえば、味気ない食べ物に味付けをするために役立つもの、という印象でしょう。
2023年10月25日(木)

万軍の主

「主は強ければ われ弱くとも 恐れはあらじ」 霊的歩みのために知っておくべきすべてのことが、この短いフレーズに詰め込まれているようです。
2023年10月31日(木)

空しさ

物事が上手く進まないと、イライラします。リモコン用の電池を探そうとガラクタの引き出しを漁っても、使用期限は十分でも充電がされていない電池ばかりが出てくる、ということもあります。
2023年11月01日(木)

シオン

優れた王が反乱を制圧した後、首都にわき起こる盛大な祝賀を想像してみてください。それが、聖書の中でシオンが表すイメージです。シオンという言葉は、もともと神殿が建てられたエルサレムにある山を指します。
2023年11月07日(木)

例えばあなたが、シモン・ペテロのように、「イスラエルが慰められるのを」待ち望みながらイエスの公の宣教の時代に生きる、標準的で忠実なユダヤ人だとしましょう。