リゴニアのブログ

賜物に満ちた牧師や聖書学の教師による、聖書的、神学的、実践的テーマに関する示唆に富む記事を掲載し、クリスチャンの信仰の成長を励まします。


 


2024年09月09日(木)

コリント人への手紙第二について知っておくべき三つのこと

コリント人への手紙第一と同様、コリント人への手紙第二もまた、不品行や偽教師たち、分派、神学的な混乱など、数えきれないほどの問題を取り上げています。この手紙には、使徒パウロがコリントの教会に抱く気遣いと配慮が明白に現れています。この手紙全体のメッセージを理解し適用するのに役立つ、三つの重要な特徴をについて考えてみましょう。
2024年09月09日(木)

コリント人への手紙第一について知っておくべき三つのこと

1. コリントの教会は多くの課題を抱えていた 使徒パウロはコリントの教会の創設者でした。それはつまり、神がパウロという人物を用いてこの教会を誕生させたということです。この教会ができたのはパウロの第二回伝道旅行のあいだで、パウロが本土のアカイア地方と南方のペロポネソス半島とを結ぶ土地に位置するコリントの町に到着したのは50年代初頭のことでした。
2024年09月09日(木)

ローマ人への手紙について知っておくべき三つのこと

ローマ人への手紙は、時代を超えて神の民の人生に消えないほどの印象を与えてきました。初代教会の神学者アウグスティヌスは、その生涯を通して神から逃げていましたが、神は忍耐強く彼に迫ってくださいました。ある日、アウグスティヌスが自宅の庭園に座っていると、子どもたちが「Tolle lege(とって、読め)」と歌う声を耳にします。そこでアウグスティヌスが聖書を開いて読んだのが、ローマ人への手紙13章13-14節でした。
2024年09月09日(木)

使徒の働きについて知っておくべき三つのこと

使徒の働きは、新約聖書の中でも特徴的な書物です。四つの福音書は、イエスの地上での宣教、犠牲としての死、そして勝利の復活の証しです。21簡の書簡は、イエスというお方とその使命を説明し、私たちが信仰による愛をもってイエスの贖いに応答するよう促します。
2024年09月03日(木)

ヨハネの福音書について知っておくべき三つのこと

マタイの福音書、マルコの福音書、ルカの福音書は、伝統的に「共観福音書」と呼ばれています。これらの福音書は、神の約束されたメシアとしてのイエスの誕生、生涯、宣教、死、復活、そして高挙について、そしてイエスが確保された一度きりの救いについて「共観」であるあらましを記しています。三つはそれぞれ異なる福音を語っているのではなく、3人の使徒によるイエスに関する目撃証言であり、イエスの特異な人格と贖罪を確かなものとした出来事とを証ししたものです。
2024年09月02日(木)

ルカの福音書について知っておくべき三つのこと

ルカの福音書は、新約聖書の中で最も長い書物であり、最も洗練された書物の一つです。2章に描かれるキリストの誕生物語は多くのクリスチャンに馴染み深い部分ですが、この第三の福音書の持つ、キリストの人格についての理解を深める細かいニュアンスについてはあまり知られていないようです。
2024年08月30日(木)

マルコの福音書について知っておくべき三つのこと

マルコの福音書は4つの福音書の中で一番短いものの、キリスト論的に豊かな書物です。他の福音書がそうであるように、マルコの福音書の神学的メッセージを十分に理解するためには、連続した物語(narrative)として読む必要があります。マルコの福音書を物語として読むということは、全体の流れから、取り上げる一部分をどのように読むべきかを吟味していくということになります。
2024年08月27日(木)

マタイの福音書について知っておくべき三つのこと

マタイの福音書の最初の一節は、イエスについて三つの重要なポイントを示しており、この後に続く内容の大部分を要約しています。
2024年08月23日(木)

雅歌について知っておくべき三つのこと

雅歌は、伝道者の書や箴言のようにソロモンの伝統を受け継ぐ知恵の詩です(雅歌1:1)。ヘブル語のタイトルは、文法上の最上級 (Song of Songs)であり、「王の王」「主の主」のように、「最高の歌」を意味します。ソロモンが1,005もの歌を書いたことを踏まえると(一列王4:32)、この最上級の称号は特に印象的です。