リゴニアのブログ

賜物に満ちた牧師や聖書学の教師による、聖書的、神学的、実践的テーマに関する示唆に富む記事を掲載し、クリスチャンの信仰の成長を励まします。


2024年01月01日(木)

神がすべてを支配しておられるなら、祈ることに意味はあるのか

神の目を逃れるものは一つもありません。神の力の限界を超えるものも一つもありません。神はすべてを支配する権威を持っておられます。もし一瞬でも、全知全能の神の支配と統治の外に、分子ひとつでも存在しているとしたら、私たちは心配で夜眠ることはできないでしょう。
2023年11月22日(木)

神の前には何があったのか

何事にも原因があるとするなら、神にも「原因」があるはずだ、という人がいるかも知れません。ですから、「神の前には何があったのか」と問うかも知れません。しかし、永遠の神は「結果」ではありません。
2023年11月14日(木)

神の名前の意味するところ

モーセは聖なるお方との短い邂逅を経験しましたが、近づけば近づくほど恐れを感じました。モーセは自分に任務を与え派遣する神の声を聞き、恐れが心許なさへと繋がりました。
2023年11月13日(木)

救いに至る信仰とはどのようなものか

信仰はキリスト教の中心です。新約聖書は繰り返し繰り返し主イエス・キリストを信じるように読者に呼びかけます。私たちの信仰の本質には、信じるべき明確な内容があります。宗教改革の時代の中心的な議論は、「救いに至る信仰とは如何なるものか」というものでした。
2023年11月08日(木)

はじめに神が…

聖書の最初の一言は聖書の残りのすべての礎となる宣言です。「はじめに神が天と地を創造された」(創世記1:1)。この最初の一言には根本的な点が三つ記されています。1. 始まりがあったこと。2. 神がおられること。 3. 被造物世界があること。
2023年06月22日(木)

イエスの本性は一つか、二つか?

451年、教会は、カルケドン公会議を招集しました。これは、歴史の中でも最も重要とされる、世界中の教会を代表する公会議でした。この公会議が招集された目的は、いくつかの異端と戦うためでしたが、その中でも最も重要だった異端がキリスト単性論(monophysitism)でした。
2023年06月21日(木)

スチュワードシップとは?

私たちは、自分自身を生きたささげ物として神にささげるべきです。これはつまり、自分の時間、エネルギー、そして私たち自身を、礼拝と感謝のために神にささげるということです。
2023年06月16日(木)

罪に程度の差はあるか?

歴史的に見れば、ローマ・カトリックもプロテスタントも、罪には程度の差があると理解してきました。ローマ・カトリック教会では、大罪と小罪に区別しています。ここで区別されているのは、一部の罪はあまりにひどい、凶悪で深刻なものであるということです。
2023年06月16日(木)

限定的贖罪とは?

限定的贖罪(limited atonement、他の表現として「確定的贖罪(definite atonement)」または「特定した贖い(particular redemption)」)の教理が示しているのは、キリストの贖罪は(その範囲と目的において)選民に限定されているということです。